先程 先輩のA氏が遊び?に来られての事です。
近畿地方整備局企画部監修による「設計便覧(案)-H16.4」というものがありまして。
その便覧の 道路編 第3章 擁壁p3-20に
--(抜粋)---
2.重力式擁壁
建設省制定の小型重力式擁壁および重力式擁壁は、裏込土が砂質土(C2)で盛土勾配が1:1.5及び小型重力式擁壁のH=2.5m,3.0mについて収録されていないので、小型重力式擁壁(H=0.5~3.0m)、重力式擁壁(1.0~5.0m)については「近畿地方建設局標準設計図集」による。
--(以上)---
という記述があります。
で、その中の「近畿地方建設局標準設計図集」は、H17.2に「近畿地方整備局土木工事標準設計図集」に改訂され、以前の図集から”擁壁”関連の図集が削除されているのです。
私は、削除されているので設計便覧(案)に該当する擁壁を設計するときには”安定計算”を行うものだ と信じて疑わなかったのですが、
A氏曰く
「改訂されたんじゃあーなくって、”擁壁”の部分は旧図集がそのまま生きていて、”変更された処のみ”が新しく図集として造られたんじゃーないのか?」
「だから・・わざとに”「近畿地方建設局標準設計図集」による”と記述してあるんじゃーない?」
設計便覧(案)がH16.4発行で、近畿地方整備局土木工事標準設計図集がH17.2発行です。
設計便覧(案)の当該箇所がH17.2以降に変更されていなければ、A氏の考えが正しい事となります。
で、検索してみました。 → 近畿建設協会(=発行元)
結果、上記の記述の訂正はありませんでした。
ただ、近畿地方整備局土木工事標準設計図集には以下の記述があります。
”なおこの図集は平成17年2月1日から運用し、近畿地方建設局土木工事標準設計図集を制定する通達(昭和50年建近達第10号(技))は廃止します。”
これだと、現行の標準図集のみが生きていることになります。
近畿地方整備局管内で お仕事 されてる方々 どう思われます??
Author:kiri
京都府在住♂
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