昨日 某市で打ち合せを行いました。
初回打ち合せ なもんですから、内容は着手の日程、業務内容、数量、仕様書の疑問点の確認程度です。
この業界でそこそこ長くやってる私なんですけど、特記事項で意味不明の箇所がありました。
Q1.平面測量
数量内訳書 縮尺1:500 vs 特記仕様書 縮尺 1:250
Q.現場の手間が全然ちがうんですけど、どうすればいいんですか?
A.1:500の精度でやってもらって拡大してください。
まあ、予算も無いし、といって業者に泣いてもらうのも気の毒だし・・といったところの回答でしょうね。
実際、1:250の精度がないと詳細設計をやりにくい場所なんですから、1:500の拡大っていうのは意味の無い手法といえます。
結果的に良心のある業者は1:250の精度を意識して作業を行うことになるでしょう。
まったく余談ですが、北部の某バカ業者が 低落札(20%程度)をやってのけ、平面測量(1:500)をやらずに1:2500の地形図をデジタルトレースしたという事があったようです。
これは、納品時にはバレなかったようですが、後続業務(詳細設計)を受注した業者が 担当職員に報告し発覚しました。
完全なサギ行為だと思うのですが、その担当職員の上司は「安けりゃええやん」と言ってのけたそうです。
府の担当職員レベルでは 良心 というものがあるようですが、所長クラスが こんな発言をするようでは世の中おしまいです。
こんなバカ業者とバカ官僚のせいで京○府の建設業界は益々日陰の存在となってしまうのだと考えるとメッチャ憂鬱になります。
Q2.成果品
特記事項
設計項目:道路詳細設計
成果品項目:CADデータ
CADデータ っていってもネー。 どんな形式でもええんかい?
ちなみに某市では、まだ電子納品は義務付けとはなっていません。
しかしながら、電子納品を行うことが常識となりつつある現状を考えると、もうちょっと真剣に取り組んだら?って思います。
Q2 の回答はAutoCAD形式でした。
某市としては、AutoCAD形式と記述したかったのでしょうが、そうすると”製品指定になる”と考え”CADデータ”としたのだと思います。
っていうか、だから p21かsfcでいいじゃん。
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Author:kiri
京都府在住♂
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